土方の近藤さんに対する惚れ方っていうのは将に男が男に惚れる典型みたいな気がします。
近藤に死ねと言われれば死ぬし、殺せと言われれば泣きながら殺す。ただし本心からの言葉に限り。とかとか

もし、もしも、万が一、男に恥をかかせる気か死なせろ的なことを言われたら、介錯だってしてしまうかもしれない。それを近藤が本気で言っていると知ったなら。

だけど本当は、死ぬほど心が泣いてる。

以下直接的表現のため反転で

「死ぬな」

「俺より先に死ぬな」

「頼むから俺を置いて逝かないでくれ近藤さん」

「せめて・・死ぬときは一緒だと約束してくれよ近藤さん」

本当は泣いて縋り付きたい土方。

「その約束だけは出来ないんだトシ」

抱きしめてやれもしない近藤さん。


がテーマでした。

ある意味土近の集大成。
ある意味到達点。

切ない話なのになんだかすっきりだ。

太陽のようなのに誰も寄せ付けない覚悟を持っている男。
死の匂いがしたのでは、女は誰も貴方には惚れられない。

いや惚れてますが。
モテナイわけだと一人納得


 

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